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大きな夕日と美しい星空。自然と暮らす幸せを実感。

斉藤さんご夫婦

見上げると広く大きな空に包まれる山の上の住宅地。

その区画でも見晴らしの良い場所に、齋藤さん夫婦と愛犬・スキップの住まいがある。


「退職したら好きな畑仕事をして暮らしたい」と考えていた昭二さん。

退職の数年前から福島や長野など、あちこちを下見していたそう。


ところが、「福島へ行った際に偶然見つけたパンフレットにこの分譲地・霧島妙見台の紹介があったんですよ」。


鹿児島市は奥様である百合枝さんの出身地。

お姉さん夫婦も住んでいて、家族ぐるみの付き合いもある。


そこでグンと鹿児島への移住意識が高まった。

「実際、場所を見にきたら一目で気に入ってしまって。


特に麓の里山の雰囲気。

ちょうど田んぼに菜の花が咲いていて、ゆったりとした気持ちになれました」。


昭二さんは、「鹿児島のイメージはシラス台地。

消防関係の仕事をしていたので、防災面を見る目が厳しいんです。

ここはその点でもしっかりしていましたね」。


さらに空港まで車で30分足らずの立地も決め手の一つに。

関東で暮らす娘さんや息子さんとの行き来も苦にならない。
40年近くを関東で過ごし、昭二さんにあっては常に緊張感のある職場での仕事。

「忙しくてほっとする間もなかった」と百合枝さん。


ここで暮らしてまだ3カ月ほどだが、朝日とともに目を覚まして沈む夕日を見つめて一日を終える生活は、想像以上の充実感を与えてくれる。


一番、感動したのは夕日と星空。


「とにかく大きな夕日に二人して驚いたほど。まだ民家も少ないので、夜になると星灯りが際立って美しいんです」。


少ないながら近所付き合いもはじまり、庭木や花苗を分けてもらうことも。
実は齋藤さん、土地を2区画分購入して半分は畑にしている。


関東在住の頃も家庭菜園はやっていたが本格的なものは初めて。


しかし顔見知りになった近所の畜産農家から堆肥を分けてもらったり、農業を教わったりしながら少しずつ形にしていく予定。


「今はまだ土づくりの段階。これからジャガイモを植えて、大根...玉ねぎも作りたいですね」と、耕す手にも力が入る。


見守る百合枝さんと愛犬スキップ。

畑仕事は昭二さん担当のようだ。


百合枝さんはというと、以前は生け花を教えていたこともあり、今後はそれを生かした活動ができれば、と考えている。


また昭二さんは「近い将来に防災ボランティアもできたら」と地域への関わりにも意欲的。

現在は一週間のルーチンがほぼ決まっていて、それをこなすのに忙しい毎日。


週末は鹿児島市に住むお姉さん夫妻の家の仕事を手伝うのも、二人暮らしの刺激になっている。


「二人とも好奇心旺盛で、まだまだやりたいこと、知りたいことがたくさん。ドライブ中に見つける隠れた名所や、まだ遭遇していないけれど近所に住んでいるはずの野生の動物たちも見たいし(笑)」。


自然の豊かさ、人の気持ちの温かさに触れて、ますます鹿児島が好きになったというご夫妻。


日常のふとしたことが喜びにつながる霧島市での暮らしに大満足のようだ。